高等学校外国語科

2016年8月の記事一覧

小中高英語パワーアップ講座 第3日目(中学校・高等学校)

 8月8日(月)に,中学校・高等学校英語科教員対象にした研修を行いました。
 
 午前は,4会場に分かれ、高等学校教諭2名と中学校教諭2名による英語教育推進リーダー中央研修の伝達講習を実施しました。

 午後は,奈良教育大学講師 ピーター・ファーガソン 先生を講師としてお招きしました。ピーター先生は「授業でめざすものとその指導法」をテーマに,All Englishで,演習を交えながら講義をしてくださいました。

 受講者からは「使用される言語の機能が,人間関係や状況によって変わることを知れば,表現の幅が広がることに改めて気づかされた。」「教えられるのではなく,自分で答えを見つけにいくことができる,まさにアクティブ・ラーニングを実践した研修だった。」といった感想が寄せられました。

小中高英語パワーアップ講座 第2日目(高等学校)

 8月4日(木)に,広島大学 樫葉みつ子 准教授と,東京外国語大学 根岸 雅史 教授を講師にお招きして,研修を行いました。
 樫葉みつ子先生は「高等学校英語科における効果的指導法」をテーマに,高校英語教育が抱えている課題、話すことの指導の改善方法、教科書の活用の仕方,教室英語を用いる際の留意点などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。

 受講者からは「具体的な指導例,グループワークを行うときに注意すべきことなど,実際に現場ですぐに生かせるスキルを学ぶことができた。」「発問の提示の仕方に課題を持っていたので大変勉強になった。発問から発信することについて意識していきたい。」といった感想が寄せられました。
 根岸 雅史 先生は「CAN-DOリストの活用」をテーマに,CAN-DOリスト作成時のポイント,これから改訂する際の留意点,各校英語科担当教員全員で取り組むことの意義などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。

 受講者からは「CAN-DOリストを達成するために,各単元目標をどうプランニングすればいいのかがよくわかった。またどういうテスティング方法で評価すればいいのか,その実情はどうなっているのかについてもよくわかった。」「授業に活用できる指導例やその理論がとてもわかりやすく,実際に自分たちも生徒の立場で実践できてとても理解が進んだ。」といった感想が寄せられました。

小中高英語パワーアップ講座 第1日目(全体研修)

 7月27日(水)に文部科学省初等中等教育局教育課程課 平木 裕 教科調査官を講師にお招きして,第1日目(全体研修)を行いました。

 平木 裕 先生は「外国語教育を取り巻く現状と課題 Part3 ~授業改善に求められる視点~」をテーマに,英語教育を取り巻く大きなうねりやこれまでの外国語活動・英語教育の成果と課題,今後の英語教育に関する国の動向や校種間連携の在り方等について講義をしてくださいました。
 午後からは,昨年度国の「英語教育推進リーダー中央研修」に参加した小学校・中学校・高等学校の先生方より,中央研修の内容と,本講座内でこれから行われる伝達講習の概要や目的について,参加者へ説明がありました。
 また、平成27年度「日本人若手教員米国派遣事業」に参加された中学校・高等学校の先生方からも、研修内容の報告がありました。
 その後,小学校教員と中学校・高等学校英語科担当教員による小・中・高合同グループ別協議が行われました。
 最後の質疑応答の時間には,校種間連携に取り組む際の課題や外国語活動と英語教育の接続の問題などについて,受講者から出された質問に平木先生が答えてくださいました。

 

 受講者からは「異校種の先生方と実態について話し合うことができて有意義だった。」「小学校での外国語活動の成果が中・高で出ていると聞き,嬉しく感じた。」「普段は見えないギャップが見えて,大変興味深かった。」といった感想が寄せられました。