令和6年度 教師が変わる!心が動く!外国語授業アップグレード研修【小学校】第2回研修会について
令和6年10月25日(金)、岐阜大学 准教授 瀧沢広人 先生をお迎えし、標記の研修を実施しました。受講者は第1回研修会で学んだことを基に、5つの視点で授業実践に取り組んだことを持ち寄り、「どのような実践に取り組んだか」、「実践の成果と課題」、「児童の活動の変容」についてグループで協議しました。その後、10人の受講者が「取り組んだ実践」、「グループ協議を通して今後どのようなことに取り組んでいくか」について発表し、全体で共有しました。グループ協議では、取り組んだ実践の視点がそれぞれ異なっていたため、様々なアイディアや参考になる情報を得られたようです。
瀧沢先生からは、言語活動を通して資質・能力を育てる授業づくりについて、学習指導要領と授業での活動場面を結び付けて、具体的に御指導いただきました。ICTを活用した教材を御教示いただき、外国語の授業に苦手意識をもっている児童が参加しやすいものなどが紹介され、実際に受講者もペアワーク等、楽しんで活動しながら学びを深めている様子でした。
受講者の感想(一部を紹介します)
- 単元に関連する身近な情報を楽しく紹介するなど、児童が「こんな所に行ってみたい。」「外国語っておもしろい。」と思えるように、導入の工夫を考えていきたい。
- 中間指導を適切に行い、Small Talkを充実させて、学習内容の定着を図りたい。
- 講義が楽しかったように、何より教師自身が楽しみ、主体性をもって授業に取り組み、これから未知の状況にも対応できるような児童を育てていけたらと思う。
- コミュニケーションを行う目的・場面・状況を設定し、児童が話したい、やってみたいと思える単元づくりをしていきたい。
- ICTに関して、発表の場面だけでなく、ALTの音声を吹き込むなど、児童が繰り返し表現に慣れ親しむことができる活用をしていきたい。
受講者が本研修を生かし、教室の全ての子供たちに、自分の気持ちや考えを伝える楽しさや喜びが感じられ、成長が促せるような外国語活動・外国語科の授業づくりを実践し、各校で広げていっていただけたらと思います。
研修の様子