令和4年度以前の記事

高等学校外国語科 研修等

(平成26年度の活動)

  • 英語教育セミナー in 徳島2014を開催しました。
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      ◦英語教育セミナー in 徳島2014の様子です。

     12月13日(土)に,徳島県立総合教育センターにおいて,昨年度に引き続き第2回目となる「英語教育セミナー in 徳島2014」を開催しました。師走の土曜日の午後にも関わらず,大勢の方々が参加してくださいました。
     中学校部会では,東京家政大学 太田 洋 教授を講師にお迎えし,「読解力を育成するための授業づくり」というタイトルでご講義いただき,高等学校部会では,岐阜県立東濃実業高等学校 亀谷みゆき 教諭を講師にお迎えし,「教室から世界へ-学習指導要領に基づいた授業の創造-」というタイトルで実践発表いただきました。その後の全体会では,東京家政大学 太田 洋 教授から「中高の連携を踏まえた授業づくり」というタイトルでの基調講演を拝聴しました。その後,質疑応答の時間には,参加者から出された質問に対し,講師の先生方が丁寧に答えてくださいました。
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  • 平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修を行いました。
    • 第1日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第1日目を,9月26日(金)に,徳島県立総合教育センターにおいて行いました。福岡大学外国語講師アーロン・ハーン先生による「JET Programme Success」の講義,鳴門教育大学附属中学校教諭による「The Report on JUSTE Program」のプレゼンテーション,及び「Constructing teaching materials for the Japanese classroom」についてのグループ協議を行いました。
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    • 第2日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第2日目を,10月31日(金)に,徳島北高校において行いました。ハロウィンの仮装をした県内ALT78名が,英語での活動を通して,生徒たちとコミュニケーションを楽しみました。
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    • 第3日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第3日目を,1月27日(火)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。中学校・高等学校の英語科教員も出席し,午前中は鳴門教育大学教授 伊東 治己先生による「Five Essential Roles of ALTs」の基調講演がありました。午後はALT二人がプレゼンテーションを行い,その後中学校・高等学校の部会に分かれて「Effective Team-teaching」についてのグループ協議を進めました。
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    • 第4日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第4日目を,1月28日(水)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。午前中は,神戸大学海事科学研究科准教授 Matthew Rooks先生による「Learning How to Learn: Fostering Autonomy in English Education」の講義と,担当指導主事からの日本の教育制度に関するプレゼンテーションがありました。午後からは,78名が5グループに分かれてのワークショップⅡ・Ⅲの時間で,有志のALTが授業のアイデアやALTとしての役割等のテーマで発表し,活発に話し合いが行われました。
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       参加者からは,「日本人教員の考えていることがよくわかった」「授業ですぐに使えるアイデアが得られた」「研修を通じてALT間のつながりが強まった」等の感想が得られました。受講者の皆さんが,今後研修で得られたことを生かし,よりよい授業・学校生活につなげていくことを望んでいます。


  • 平成26年度小中高英語パワーアップ講座を開催しました。
    • 全体研修
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       7月25日(金)に文部科学省初等中等教育局教育課程課 平木 裕 教科調査官を講師にお招きして,全体研修を行いました。平木 裕 先生は「外国語活動・英語教育を取り巻く現状と課題」をテーマに,英語教育を取り巻く大きなうねりやこれまでの外国語活動・英語教育の成果と課題,今後の英語教育に関する国の動向や校種間連携の在り方等について講義をしてくださいました。
       また,「第3回日本人若手英語教員米国派遣事業」の海外研修報告では,平成25年度に半年間アメリカで受けた研修をもとに,派遣事業の概要,アメリカの大学での研修や実地教育,帰国後の取組等について詳しく報告が行われました。
       さらに,今年度から始まった国の「英語教育推進リーダー中央研修」の伝達講習の後,小学校教員と中学校・高等学校英語科担当教員による小・中・高合同グループ別協議を行いました。その後,質疑応答の時間には,校内研修や小・中連携の仕方など,受講者から出された質問に平木先生が詳しく答えてくださいました。
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       受講者からは「現在の英語教育改革の全体的なことについて知ることができた。」「日頃,指導案を書く時に悩むことや疑問に思うことが,わかりやすく説明していただいたので理解できた。」「年間指導計画との関連づけ,評価についてよくわかった。」「小→中→高の連携の大切さとともに,中学校の果たす役割の大きさについて改めて感じた。」といった感想が寄せられました。

    • 校種別研修(高等学校)
       8月5日(火)に,広島大学 樫葉みつ子 准教授と,東京外国語大学 根岸 雅史 教授を講師にお招きして,研修を行いました。
       樫葉みつ子先生は「高等学校英語科における効果的指導法」をテーマに,教科書の活用の仕方,帯活動を行う際の留意点,自律的学習者の育て方などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。
      受講者からは「ペア活動を効果的に使い,授業を活性化したい。」「生徒が学ぶ意義を見出せるような授業を考えていきたい。」「生徒を育てるという気持ちを強く持たなければと改めて思った。」「豊富な経験と理論に基づいた授業のノウハウを教えていただき,大変参考になった。」といった感想が寄せられました。
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       根岸 雅史 先生は「CAN-DOリストの活用」をテーマに,CAN-DOリスト作成時のポイント,これから改訂する際の留意点,各校英語科担当教員全員で取り組むことの意義などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。受講者からは「CAN-DOリスト作成にあたって悩んでいたことが解決できた。」「まずは1つの技能の評価に対して真剣に向き合い,生徒の実態に合ったリストにしていきたい。」「自立した生徒を育てるために,目標や活動内容をもう一度考えていきたい。」といった感想が寄せられました。
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    • 校種別研修(中・高等学校)
       8月20日(水)に,灘中学校・高等学校 ピーター・ファーガソン 教諭を講師にお招きして,研修を行いました。
       ピーター先生は「授業でめざすものとその指導法」「英語教育における中・高のつながり」をテーマに,All in Englishで,演習を交えながら講義をしてくださいました。
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       受講者からは「教えていただいた技を早速試してみたい。」「場面や人間関係で変わる表現について,改めて考えることができた。」「スキット作りが楽しく,異校種の先生方とも交流できて良かった。」といった感想が寄せられました。

    • 校種別研修(中・高等学校)
       1月5日(月)に徳島県教育会館において,筑波大学 卯城 祐司 教授を講師にお招きして,第4回目の研修を行いました。午前中は,英語教育推進リーダー中央研修の伝達講習を実施し,高等学校教諭1名と中学校教諭2名の推進リーダーより,中央研修で学んだことの一端が紹介されました。
      また,午後は卯城先生から「英語で英語を読む授業:目指していること,いないこと」をテーマに,生徒に「初出」のものを読む機会を与えることの重要性やインフォメーション・トランスファー活動の大切さなどについてご講演いただきました。その後,質疑応答の時間には,授業と定期考査等の評価のつながりや多読に期待できること,retellingの有効性など,受講者から出された質問に卯城先生が丁寧に詳しく答えてくださいました。
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  •  初任者を対象とした授業スキルアップ研修Ⅰを,5月20日(火),6月4日(水),6月17日(火)の3日間に渡り徳島県立総合教育センターで行いました。  初日は,所属校での仕事の様子や現在の課題などについて英語でディスカッションを行い,指導案の書き方のポイントについて講義を受けた後,研究授業の実施に向けての指導案の作成にとりかかりました。
     2日目は,初日に作成した指導案をもとに模擬授業を行い,よかったところ・改善すべきところとその方法について話し合いました。行われた模擬授業の一部分を取り上げ,修正を加えたマイクロティーチングも実施しました。
     3日目は,実際に作成した定期考査をもとに評価についてのディスカッションを行いました。生徒の力を正しく評価するための留意事項や工夫についても意見を交換しました。その後,CAN-DOリスト作成についての講義や,DVDを用いた授業研修,クラスルームイングリッシュのバリエーションを増やす試みなどを行いました。
     この3日間で行った様々なことを,スキルアップ研修Ⅱ(所属校での研究授業)に生かしていってほしいと思います。
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  •  平成26年度授業力向上研修を,5月13日(火)に徳島県立総合教育センターで行いました。
     教職2年目の教諭2名が参加した分科会では,昨年度の活動の振り返り,今年度の課題などをすべて英語でディスカッションしました。その後,指導案の書き方についての再確認のセッションや,CAN-DOリスト作成についての講義を行い,目的・指導・評価をより緊密に一体化させた授業への意識を高めました。最後には,各校での研究授業に向けて各自指導案作成と教材研究を行い,新しいスキルへの挑戦に向けて一年のスタートを切りました。
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