令和4年度以前の記事

高等学校外国語科 研修等

「パフォーマンス評価ワークショップ」

英語教育改善プラン推進事業「パフォーマンス評価ワークショップ」を実施!

  年が明けてすぐの令和5年1月5日(木),英語教育改善プラン推進事業「パフォーマンス評価ワークショップ」を実施しました。

 別府大学短期大学部 准教授 大田亜紀先生を講師にお迎えし,全ての校種にわたる教員の方々やALTの方々と一緒に,先生方から多くの悩みの声が聞かれる学習評価について,学ぶ機会をもちました。

 大田先生からの御講義を受けた後,3つのワークショップを行いました。

①徳島イングリッシュメンターの授業動画と学習指導案を共有し,その単元後(学期末)のパフォーマンステストを個々に設定。ルーブリックも作成。その後,グループ協議。

②提示したルーブリックをもとに,指導主事が児童役をしてのパフォーマンステストデモを見て,各自で評価し,グループで意見交換。

③個々の校種や単元にそったパフォーマンステストを作成。ルーブリックも作成。

 半日のワークショップでしたが,内容盛りだくさんで,受講者からはとても充実した研修だったと好評でした。

鉛筆講義・ワークショップの様子鉛筆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉛筆受講者からの感想鉛筆

・指導する前に, 育てたい児童の姿を明確にして指導できていれば,パフォーマンス評価のルーブリックも決まってくるのだと改めて学んだ。単元末の児童の姿だけでなく,学期末の姿も明確にして指導に臨みたい。

・「主体的に学習に取り組む態度」の評価に疑問をもっていたが,ワークショップを通して整理することができた。自分自身も評価にルーブリックを使用しているが,分かりやすいゴールになっているか,もう一度見直したい。

・ルーブリックをつくる体験が参考になった。評価基準が明示されていることで,同じパフォーマンステストを複数学級で実施しても評価がぶれないと感じた。

・実際の教材を使用してパフォーマンス評価を考えたり,デモンストレーションを見て実際に評価したりする体験が,とても勉強になった。

・意味のある場面設定と,いかに楽しく学び多い授業にするかということを,自分自身が学ばなければならないと思った。

【高・特・中等】令和4年度 つながる外国語教育!小中高連携EX研修(特別研修)

 7月4日(月)・5日(火),文教大学 金森 強 教授,東京家政大学 太田 洋 教授,東京外国語大学 根岸 雅史 教授をお招きして,「つながる外国語教育!小中高連携EX研修(特別研修)」を開催しました。 

 午前の校種別講義では,高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校の教員を対象に,根岸先生が「高等学校における指導と評価の一体化のための授業改善」と題して,新しい学習指導要領で求められる観点別評価について,観点ごとのポイントや評価における課題等,具体例をお示しいただきながら分かりやすく御指導くださいました。

 午後は校種混合で編制したグループに分かれ,「校種間連携を意識した授業づくり」について協議・演習を行いました。各校種における児童生徒の実態や外国語の授業の様子,使用教科書などに関する情報共有の後,事前課題をもとに,中学校を想定し,「将来の夢(またはそれに関連するもの)」を題材として,単元目標や単元終末の言語活動などについて協議しながら,授業づくりの演習を実施しました。

 

鉛筆受講者から寄せられた感想の一部鉛筆

  • 具体的な問題を用いて現場の教員目線で「現実的」な評価方法についてお話いただいたことで,これまでの疑問が解消された。特に「知識・技能」と「思考・判断・表現」の分け方が勉強になった。
  • 今回学んだことを生かしてテストを作成し,振り返りながら英語科全体で共通認識をもって取り組む必要があると感じた。
  • 普段話すことのない小・中学校の先生方の意見を聞くことができ,校種感の違いや評価方法についていろいろと知ることができた。
  • 小・中の教科書をじっくり見ることができて,どのように連動しているかがわかり大変良かった。また,小学校の言語材料の多さに驚いた。
  • 小中高の教員が同じテーブルを囲み,教科書や生徒の英語学習の実態について情報共有できて,とても貴重な時間だった。一緒に授業について考えたのもとても有意義で,今後,小→中→高の流れを意識して授業づくりをしていきたいと思った。 

 

にっこり研修の様子にっこり

講義(午前)の様子協議・演習(午後)の様子

 

 

 

 

 

 

 

協議・演習(午後)の様子

 協議・演習(午後)の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

にっこり校種混合グループによる協議の成果物の一部 にっこり

 授業づくり成果物授業づくり成果物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修

平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修を行いました。

  • 第1日目
     平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第1日目を,9月25日(金)に,徳島県立総合教育センターにおいて行いました。高知大学人文学部教授ダレン・リングリィ先生による「The Praxis of Intercultural Communication and Language Teaching on JET」の講義,指導主事による学習指導要領や国の施策に関するプレゼンテーション,及び「Constructing teaching materials for the Japanese classroom」についてのグループ協議を行いました。

  • 第2日目
     平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第2日目を,10月30日(金)に,徳島北高校において行いました。ハロウィンの仮装をした県内ALT76名が,英語での活動を通して,生徒たちとコミュニケーションを楽しみました。

  • 第3日目
     平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第3日目を,1月25日(月)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。中学校・高等学校の英語科教員も出席し,午前中は神戸市外国語大学教授 野村 和宏先生による「Conducting English Classes with Confidence and Presense as a Professional English Teacher」の基調講演がありました。午後はALTがプレゼンテーションを行い,その後小グループに分かれて「Effective Team-teaching」についてのグループ協議を進めました。

  • 第4日目
     平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第4日目を,1月26日(火)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。この日のALTのみ対象の研修でしたが、午前中は鳴門教育大学 教授 小野 由美子先生による「Intercultural Experiences of Japanese Teacher Volunteers in Developing Countries: Three Case Studies」の講義がありました。午後は15名程度のグループに分かれ、2年以上の経験を持つALTが運営するワークショップを開催し、ティームティーチングに役立つ活動やICT教材の開発などについて、活発に意見を交換しました。

英語教育セミナー in 徳島 2015

 12月19日(土)に,徳島県立総合教育センターにおいて,昨年度に引き続き第3回目となる「英語教育セミナー in 徳島 2015」を開催しました。

 小学校部会 「小学校英語教育の動きと授業力向上」
   講師:信州大学 教授 酒井 英樹 先生

 中学校部会 「『自律した学習者』が育つために私たちができること
         ~小学校と高校をつなぐ架け橋として~」
   講師:札幌市立北野台中学校  鎌田 洋子 先生 

 高等学校部会  「コミュニケーション能力を高める英語の授業」
   講師:お茶の水女子大学附属高等学校  津久井 貴之 先生

 全体基調講演 「これからの英語教育の方向性と大学入試改革」
   講師:上智大学 教授 吉田 研作 先生

 各部会にて、授業構成のコツ・楽しくてためになる言語活動などについて講師の方からアドバイスいただいた後、全体基調講演で国の動向や大学入試改革について最新の情報を得ることができ、有意義な研修となりました。

平成27年度の活動

 平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修を行いました。

・第1日目

 平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第1日目を,9月25日(金)に,徳島県立総合教育センターにおいて行いました。高知大学人文学部教授ダレン・リングリィ先生による「The Praxis of Intercultural Communication and Language Teaching on JET」の講義,指導主事による学習指導要領や国の施策に関するプレゼンテーション,及び「Constructing teaching materials for the Japanese classroom」についてのグループ協議を行いました。

 

・第2日目

 平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第2日目を,10月30日(金)に,徳島北高校において行いました。ハロウィンの仮装をした県内ALT76名が,英語での活動を通して,生徒たちとコミュニケーションを楽しみました。

  

 ・第3日目

 平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第3日目を,1月25日(月)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。中学校・高等学校の英語科教員も出席し,午前中は神戸市外国語大学教授 野村 和宏先生による「Conducting English Classes with Confidence and Presense as a Professional English Teacher」の基調講演がありました。午後はALTがプレゼンテーションを行い,その後小グループに分かれて「Effective Team-teaching」についてのグループ協議を進めました。
 

 

・第4日目

 平成27年度外国語指導助手の指導力等向上研修第4日目を,1月26日(火)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。この日のALTのみ対象の研修でしたが、午前中は鳴門教育大学 教授 小野 由美子先生による「Intercultural Experiences of Japanese Teacher Volunteers in Developing Countries: Three Case Studies」の講義がありました。午後は15名程度のグループに分かれ、2年以上の経験を持つALTが運営するワークショップを開催し、ティームティーチングに役立つ活動やICT教材の開発などについて、活発に意見を交換しました。

 


 平成27年度小中高英語パワーアップ講座の様子です。

【全体研修】

 7月24日(金)に文部科学省初等中等教育局教育課程課 平木 裕 教科調査官を講師にお招きして,全体研修を行いました。平木 裕 先生は「外国語教育を取り巻く現状と課題 Part2 ~授業改善に求められる視点~」をテーマに,英語教育を取り巻く大きなうねりやこれまでの外国語活動・英語教育の成果と課題,今後の英語教育に関する国の動向や校種間連携の在り方等について講義をしてくださいました。
 午後からは,昨年度国の「英語教育推進リーダー中央研修」に参加した中学校教員2名,高等学校教員1名の先生方より,中央研修の内容と,本講座内でこれから行われる伝達講習の概要や目的について,参加者へ説明がありました。
 その後,小学校教員と中学校・高等学校英語科担当教員による小・中・高合同グループ別協議が行われました。
最後の質疑応答の時間には,校種間連携に取り組む際の課題や教材の扱い方についてなど,受講者から出された質問に平木先生が詳しく答えてくださいました。

  

 受講者からは「小・中・高それぞれの目標が段階的な発展をイメージしていることについて,改めて考る機会となった。」「現行教育課程のもと,できていることと課題と考えられることについてデータを示して説明していただけたのがよかった。」「年間指導計画やCAN-DOリストと授業との関連づけ,評価についてよくわかった。」「小→中→高の連携の大切さとともに,中学校の果たす役割の大きさについて改めて感じた。」といった感想が寄せられました。

 
【校種別研修(高等学校)】

 7月31日(金)に,東京外国語大学 根岸 雅史 教授と,広島大学 樫葉みつ子 准教授を講師にお招きして,研修を行いました。

 根岸 雅史 先生は「CAN-DOリストの活用」をテーマに,CAN-DOリスト作成時のポイント,これから改訂する際の留意点,各校英語科担当教員全員で取り組むことの意義などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。

 受講者からは「CAN-DOリスト作成と活用にあたってのヒントをたくさん得ることができた。」「CAN-DOリストに向かっての学習活動が求められると再認識できた。」「英語の能力をどうとらえるかについて,もう一度考え直す時期に来ていると感じた。」といった感想が寄せられました。

 樫葉みつ子先生は「高等学校英語科における効果的指導法」をテーマに,教科書の活用の仕方,帯活動を行う際の留意点,自律的学習者の育て方などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。
  
 受講者からは「生徒の状況・状態を考慮しながらの指導法が大変参考になった。」「勤務校でいかに有機的に機能させるかを検討する土台ができた。」「情熱的なレクチャーだった。自分の授業のあり方について考えていこうと思った。」「スピーキングテストも,時間や教員数を考えると大変ですが,できる限り取り組んでいきたい。」といった感想が寄せられました。


【校種別研修(中・高等学校)】

 8月6日(木)に,中学校・高等学校英語科教員対象にした研修を行いました。

 午前中は,高等学校教諭1名と中学校教諭2名による,英語教育推進リーダー中央研修の伝達講習を実施しました。

 午後は,灘中学校・高等学校 ピーター・ファーガソン 教諭を講師にお招きしました。ピーター先生は「授業でめざすものとその指導法」をテーマに,All in Englishで,演習を交えながら講義をしてくださいました。

 受講者からは「いろいろな活動を,ペアだけでなくグループへと広げたり,ちょっとした工夫で効果が上がることがわかったので実践していきたい。」「話し手の人間関係をベースにした発話を生徒たちに教え,使えるようにしたいと思います。」「会話を続ける手段について教える必要があると実感した。」といった感想が寄せられました。

 

1月5日(火)に,中学校・高等学校英語科教員対象にした研修を行いました。

 午前中は,高等学校教諭と中学校教諭による,英語教育推進リーダー中央研修の伝達講習を実施しました。

 午後は,筑波大学 教授 卯城 祐司先生による講義「英語で英語を読む授業:目指していること、いないこと」がありました。
 

 受講者からは「最近の英語教育を取り巻く現状や今後向かう方向がよく理解できた。」「生徒に応じた教材作りの重要性を感じた。自分のハンドアウトを見直したい。」「4回の研修で,毎回中央研修の内容を知ったり,最新の英語教育の情報について知識を深めたりすることができ,普段の授業を見直すきっかけをいただいた。」といった感想が寄せられました。

 

 英語教育セミナー in 徳島 2015を開催しました。

 12月19日(土)に,徳島県立総合教育センターにおいて,昨年度に引き続き第3回目となる「英語教育セミナー in 徳島 2015」を開催しました。

小学校部会 「小学校英語教育の動きと授業」
  講師:信州大学 教授 酒井 英樹 先生

中学校部会「『自律した学習者』が育つために私たちができること
                 ~小学校と高校をつなぐ架け橋として~」
  講師:札幌市立北野台中学校  鎌田 洋子 先生

高等学校部会  「コミュニケーション能力を高める英語の授業」
  講師:お茶の水女子大学附属高等学校  津久井 貴之 先生

全体基調講演 「これからの英語教育の方向性と大学入試改革」
  講師:上智大学 教授 吉田 研作 先生

 各部会にて、授業構成のコツ・楽しくてためになる言語活動などについて講師の方からアドバイスいただいた後、全体基調講演で国の動向や大学入試改革について最新の情報を得ることができ、有意義な研修となりました。

 

 授業力向上研修
 平成27年度授業力向上研修を,4月30日(木)に徳島県立総合教育センターで行いました。
 
 教職2年目の先生方4名を対象に,全体会の後の各教科に分かれての分科会では,まず昨年度の活動の成果と今後の課題についてディスカッションしました。その後,研究授業の進め方の再確認のセッションや,「リーディングの指導について-『再構築+目的化で,すぐできる授業改善』」というタイトルでの講義及びワークショップを行い,目的・指導・評価をより緊密に一体化させた授業への意識を高めました。最後には,各校での研究授業に向けての具体的な課題を設定し,授業力向上に向けて1年のスタートを切りました。

 

 授業スキルアップ研修Ⅰ 

 初任者を対象とした授業スキルアップ研修Ⅰを,5月19日(火),6月3日(水),6月16日(火)の3日間にわたり徳島県立総合教育センターで行いました。

 初日は,所属校での仕事の様子や現在の課題などについて英語でディスカッションを行い,指導案の書き方のポイントについて講義を受けた後,研究授業の実施に向けての指導案の作成にとりかかりました。
 2日目は,初日に作成した指導案をもとに模擬授業を行い,よかったところ・改善すべきところとその方法について話し合いました。
 3日目は,まず最初に2日目の模擬授業と指導案に関するフィードバックを行いました。その後,実際に作成した定期考査をお互いに交換し,それをもとに話し合いの時間を持ちました。優れた定期考査の例も参考にしながら,指導と評価の一体化や,生徒の力を正しく評価するための留意事項などについて意見を交換しました。
 この3日間で行った様々なことを,スキルアップ研修Ⅱ(所属校での研究授業)に生かしていってほしいと思います。

(平成26年度の活動)

  • 英語教育セミナー in 徳島2014を開催しました。
    英語教育セミナー1英語教育セミナー2
      ◦英語教育セミナー in 徳島2014の様子です。

     12月13日(土)に,徳島県立総合教育センターにおいて,昨年度に引き続き第2回目となる「英語教育セミナー in 徳島2014」を開催しました。師走の土曜日の午後にも関わらず,大勢の方々が参加してくださいました。
     中学校部会では,東京家政大学 太田 洋 教授を講師にお迎えし,「読解力を育成するための授業づくり」というタイトルでご講義いただき,高等学校部会では,岐阜県立東濃実業高等学校 亀谷みゆき 教諭を講師にお迎えし,「教室から世界へ-学習指導要領に基づいた授業の創造-」というタイトルで実践発表いただきました。その後の全体会では,東京家政大学 太田 洋 教授から「中高の連携を踏まえた授業づくり」というタイトルでの基調講演を拝聴しました。その後,質疑応答の時間には,参加者から出された質問に対し,講師の先生方が丁寧に答えてくださいました。
    英語教育セミナー3英語教育セミナー4

  • 平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修を行いました。
    • 第1日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第1日目を,9月26日(金)に,徳島県立総合教育センターにおいて行いました。福岡大学外国語講師アーロン・ハーン先生による「JET Programme Success」の講義,鳴門教育大学附属中学校教諭による「The Report on JUSTE Program」のプレゼンテーション,及び「Constructing teaching materials for the Japanese classroom」についてのグループ協議を行いました。
      1日目11日目2

    • 第2日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第2日目を,10月31日(金)に,徳島北高校において行いました。ハロウィンの仮装をした県内ALT78名が,英語での活動を通して,生徒たちとコミュニケーションを楽しみました。
      2日目12日目2

    • 第3日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第3日目を,1月27日(火)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。中学校・高等学校の英語科教員も出席し,午前中は鳴門教育大学教授 伊東 治己先生による「Five Essential Roles of ALTs」の基調講演がありました。午後はALT二人がプレゼンテーションを行い,その後中学校・高等学校の部会に分かれて「Effective Team-teaching」についてのグループ協議を進めました。
      3日目13日目23日目33日目4

    • 第4日目
       平成26年度外国語指導助手の指導力等向上研修第4日目を,1月28日(水)に徳島県立総合教育センターにおいて行いました。午前中は,神戸大学海事科学研究科准教授 Matthew Rooks先生による「Learning How to Learn: Fostering Autonomy in English Education」の講義と,担当指導主事からの日本の教育制度に関するプレゼンテーションがありました。午後からは,78名が5グループに分かれてのワークショップⅡ・Ⅲの時間で,有志のALTが授業のアイデアやALTとしての役割等のテーマで発表し,活発に話し合いが行われました。
      4日目14日目24日目3
      4日目4
       参加者からは,「日本人教員の考えていることがよくわかった」「授業ですぐに使えるアイデアが得られた」「研修を通じてALT間のつながりが強まった」等の感想が得られました。受講者の皆さんが,今後研修で得られたことを生かし,よりよい授業・学校生活につなげていくことを望んでいます。


  • 平成26年度小中高英語パワーアップ講座を開催しました。
    • 全体研修
      全体会1全体会2
       7月25日(金)に文部科学省初等中等教育局教育課程課 平木 裕 教科調査官を講師にお招きして,全体研修を行いました。平木 裕 先生は「外国語活動・英語教育を取り巻く現状と課題」をテーマに,英語教育を取り巻く大きなうねりやこれまでの外国語活動・英語教育の成果と課題,今後の英語教育に関する国の動向や校種間連携の在り方等について講義をしてくださいました。
       また,「第3回日本人若手英語教員米国派遣事業」の海外研修報告では,平成25年度に半年間アメリカで受けた研修をもとに,派遣事業の概要,アメリカの大学での研修や実地教育,帰国後の取組等について詳しく報告が行われました。
       さらに,今年度から始まった国の「英語教育推進リーダー中央研修」の伝達講習の後,小学校教員と中学校・高等学校英語科担当教員による小・中・高合同グループ別協議を行いました。その後,質疑応答の時間には,校内研修や小・中連携の仕方など,受講者から出された質問に平木先生が詳しく答えてくださいました。
      全体会3全体会4
       受講者からは「現在の英語教育改革の全体的なことについて知ることができた。」「日頃,指導案を書く時に悩むことや疑問に思うことが,わかりやすく説明していただいたので理解できた。」「年間指導計画との関連づけ,評価についてよくわかった。」「小→中→高の連携の大切さとともに,中学校の果たす役割の大きさについて改めて感じた。」といった感想が寄せられました。

    • 校種別研修(高等学校)
       8月5日(火)に,広島大学 樫葉みつ子 准教授と,東京外国語大学 根岸 雅史 教授を講師にお招きして,研修を行いました。
       樫葉みつ子先生は「高等学校英語科における効果的指導法」をテーマに,教科書の活用の仕方,帯活動を行う際の留意点,自律的学習者の育て方などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。
      受講者からは「ペア活動を効果的に使い,授業を活性化したい。」「生徒が学ぶ意義を見出せるような授業を考えていきたい。」「生徒を育てるという気持ちを強く持たなければと改めて思った。」「豊富な経験と理論に基づいた授業のノウハウを教えていただき,大変参考になった。」といった感想が寄せられました。
      高等学校1高等学校2
       根岸 雅史 先生は「CAN-DOリストの活用」をテーマに,CAN-DOリスト作成時のポイント,これから改訂する際の留意点,各校英語科担当教員全員で取り組むことの意義などについて,演習を交えながら講義をしてくださいました。受講者からは「CAN-DOリスト作成にあたって悩んでいたことが解決できた。」「まずは1つの技能の評価に対して真剣に向き合い,生徒の実態に合ったリストにしていきたい。」「自立した生徒を育てるために,目標や活動内容をもう一度考えていきたい。」といった感想が寄せられました。
      高等学校3高等学校4

    • 校種別研修(中・高等学校)
       8月20日(水)に,灘中学校・高等学校 ピーター・ファーガソン 教諭を講師にお招きして,研修を行いました。
       ピーター先生は「授業でめざすものとその指導法」「英語教育における中・高のつながり」をテーマに,All in Englishで,演習を交えながら講義をしてくださいました。
      中・高1中・高2
       受講者からは「教えていただいた技を早速試してみたい。」「場面や人間関係で変わる表現について,改めて考えることができた。」「スキット作りが楽しく,異校種の先生方とも交流できて良かった。」といった感想が寄せられました。

    • 校種別研修(中・高等学校)
       1月5日(月)に徳島県教育会館において,筑波大学 卯城 祐司 教授を講師にお招きして,第4回目の研修を行いました。午前中は,英語教育推進リーダー中央研修の伝達講習を実施し,高等学校教諭1名と中学校教諭2名の推進リーダーより,中央研修で学んだことの一端が紹介されました。
      また,午後は卯城先生から「英語で英語を読む授業:目指していること,いないこと」をテーマに,生徒に「初出」のものを読む機会を与えることの重要性やインフォメーション・トランスファー活動の大切さなどについてご講演いただきました。その後,質疑応答の時間には,授業と定期考査等の評価のつながりや多読に期待できること,retellingの有効性など,受講者から出された質問に卯城先生が丁寧に詳しく答えてくださいました。
      第4回1第4回2

       
  •  初任者を対象とした授業スキルアップ研修Ⅰを,5月20日(火),6月4日(水),6月17日(火)の3日間に渡り徳島県立総合教育センターで行いました。  初日は,所属校での仕事の様子や現在の課題などについて英語でディスカッションを行い,指導案の書き方のポイントについて講義を受けた後,研究授業の実施に向けての指導案の作成にとりかかりました。
     2日目は,初日に作成した指導案をもとに模擬授業を行い,よかったところ・改善すべきところとその方法について話し合いました。行われた模擬授業の一部分を取り上げ,修正を加えたマイクロティーチングも実施しました。
     3日目は,実際に作成した定期考査をもとに評価についてのディスカッションを行いました。生徒の力を正しく評価するための留意事項や工夫についても意見を交換しました。その後,CAN-DOリスト作成についての講義や,DVDを用いた授業研修,クラスルームイングリッシュのバリエーションを増やす試みなどを行いました。
     この3日間で行った様々なことを,スキルアップ研修Ⅱ(所属校での研究授業)に生かしていってほしいと思います。
    スキルアップ研修1スキルアップ研修2


  •  平成26年度授業力向上研修を,5月13日(火)に徳島県立総合教育センターで行いました。
     教職2年目の教諭2名が参加した分科会では,昨年度の活動の振り返り,今年度の課題などをすべて英語でディスカッションしました。その後,指導案の書き方についての再確認のセッションや,CAN-DOリスト作成についての講義を行い,目的・指導・評価をより緊密に一体化させた授業への意識を高めました。最後には,各校での研究授業に向けて各自指導案作成と教材研究を行い,新しいスキルへの挑戦に向けて一年のスタートを切りました。
    授業力向上研修1授業力向上研修2

(平成25年度の活動)

  •  平成25年11月27日(水)に,教職五年次研修の教科等指導研修を,1名を対象に実施しました。
     最初は,参加者のこれまでの教員生活を振り返りながら,学校生活の様子,日頃感じている問題やその解決方法などに加え,自分自身の英語力の維持向上方法など,様々なことをディスカッションしました。
     その後,学習指導要領・評価基準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料・can-do リストなど,初任研後に導入された施策や取組について講義があり,目標や評価にこれまで以上に焦点を当てた新たな指導案の書き方について確認をしました。
     5年という短い間ですが,様々な施策が導入され,英語教育はめまぐるしく変わっていっています。研修を通して,現在の取組の目的や方向性を確認し,自分の日々の授業を振り返ってまとめることは,大変意義のあることだと思います。指導主事と一対一という大変中身のある研修の成果を,学校で生かしていってほしいと思います。
    教科等指導研修

  •  11月9日(土),当センターのカリセン研修室にて,高校英語の土曜セミナーを開催したところ,9名の先生方が参加されました。大学入試対策とコミュニケーション力養成の両立をテーマに,学習指導要領や各施策の確認に始まり,10年前と現在の大学入試問題の比較の後,生徒に身につけさせたい力とその指導法についてのディスカッションを行いました。


  • 平成25年度外国語指導助手の指導力等向上研修が行われました。
    指導力向上研修1指導力向上研修2
    →詳しくは外国語指導助手の指導力等向上研修を御覧ください。

  •  8月19日・21日・22日の日程で,当センターにて小中高英語教育実践講座を開催し,10校12名の先生方が参加されました。
     初日の午前中のみ中学校と合同で,後は高等学校教員だけの少人数で行われました。
      8月19日 日本人若手英語教員米国派遣事業参加者報告
            講義「英語教育における中高のつながり」
                 文部科学省初等中等教育局教育課程課・国際教育課
                        教科調査官 平木 裕 先生
            講義・演習「生徒の英語力を高める授業の進め方Ⅰ」
                 鳴門教育大学教授    伊東 治巳 先生
      8月21日 講義・演習 「生徒の英語力を高める授業の進め方Ⅱ・Ⅲ」
                 鳴門教育大学教授    伊東 治巳 先生
      8月22日 講義・演習 「今求められている授業づくりⅠ・Ⅱ」
                 神奈川大学准教授    久保野 雅史 先生
     それぞれが所属高で行った研究授業のビデオを見ながらのディスカッションや,グループでのマイクロティーチング,音読活動を表現力につなげるための活動など,ペアワークやグループワークでの実践演習に重点を置き,主体的に受講者が活動するたいへん中身の濃い3日間となりました。
     研修はこれで終わりではなく,所属高に帰って他の教員に伝達し,授業や生徒の学習への変化をまとめて提出する事前課題が残っています。研修で学んだことを所属高でしっかり生かしてくれることを希望しています。


  •  7月29日・8月2日実施のUNIT 1に5名,8月6日・8月16日実施のUNIT 2に4名の先生方がそれぞれ参加して,10年経験者研修が行われました。
     一日目は,授業を行うに当たっての心構えや研究授業実施・学習指導案作成上の注意についての講義の後,模擬授業を行う単元を決めて,指導案や教材作りに取り掛かりました。
     二日目は、一日目のプランを用いてそれぞれ15分程度の模擬授業を行いました。授業の中でよかったところや改善を要するところを受講者同士話し合い,その後主事からの指導助言がありました。
     10年の経験に基づいた自分の授業を客観的に見つめたり,他の受講者の意見に気づかされたりと,貴重な授業研修の機会となりました。


  •  平成25年6月28日(金),総合教育センターにて,池田高校の探究科1年生の課題研究「世界に売り込めスポーツ飲料」を行いました。
     まず,理科の研修として,班別にオリジナルのスポーツ飲料作りに挑戦しました。その後英語の研修として,同じく班別に自分たちが作ったスポーツ飲料の英語でのコマーシャル作成に取りかかりました。モデルとなるコマーシャルの聞き取りや,効果的なコマーシャルに必要な要素について学習した後,英語でのポスター・説明文・寸劇仕立てのコマーシャル作りを行いました。最後は成果を全体発表し,オリジナル飲料の試飲と合わせて出来栄えを評価しあいました。
     理科と英語学習のコラボレーションという,生徒にとっては初めての課題でしたが,生徒は楽しみながら学習に取り組んでいました。


  •  5月21日,6月5日,6月18日の3日間に渡り,初任者を対象とした授業スキルアップ研修Ⅰが行われました。
     初日は,指導主事による全般的な講義の後,学習指導要領・「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」等について改めて学習し,研究授業の実施に向けての指導案の作成にとりかかりました。
     2日目は,初日に作成した指導案をもとに模擬授業を行い,よかったところ・改善すべきところとその方法について話し合いました。その後,意見を取り入れて修正を加えたマイクロティーチングを実施しました。
     3日目は,観点別評価の在り方について改めて学習した後,実際に作成した定期考査をもとに検討会を行いました。また,県内各校の取組をもとに,生徒の力を正しく評価するための留意事項や工夫についても意見を交換しました。
     このたびの高等学校外国語の研修は,指導主事と初任者計3人で3日の間ずっと英語教育と向き合うという,充実した内容でした。参加者が,この研修の成果を勤務校での日々の実践に生かし,楽しく実りある英語の授業を展開することを期待しています。


  •  平成25年度授業力向上研修が,5月14日(火)に徳島県立総合教育センターで行われました。教職2年目の先生方4名を対象に,全体会の後の分科会では,自己紹介,昨年度の活動の振り返り,今年度の課題などをすべて英語でディスカッションしました。その後,全国での先行事例の指導案やワークシートをもとに,自分の学校や生徒の特性に合わせて授業を組み立てるアイデアについて話し合いました。最後には,各校での研究授業に向けて各自指導案作成と教材研究を行い,新しいスキルへの挑戦に向けて一年のスタートを切りました。