高等学校外国語科 研修等
【高・特・中等】令和4年度 つながる外国語教育!小中高連携EX研修(特別研修)
7月4日(月)・5日(火),文教大学 金森 強 教授,東京家政大学 太田 洋 教授,東京外国語大学 根岸 雅史 教授をお招きして,「つながる外国語教育!小中高連携EX研修(特別研修)」を開催しました。
午前の校種別講義では,高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校の教員を対象に,根岸先生が「高等学校における指導と評価の一体化のための授業改善」と題して,新しい学習指導要領で求められる観点別評価について,観点ごとのポイントや評価における課題等,具体例をお示しいただきながら分かりやすく御指導くださいました。
午後は校種混合で編制したグループに分かれ,「校種間連携を意識した授業づくり」について協議・演習を行いました。各校種における児童生徒の実態や外国語の授業の様子,使用教科書などに関する情報共有の後,事前課題をもとに,中学校を想定し,「将来の夢(またはそれに関連するもの)」を題材として,単元目標や単元終末の言語活動などについて協議しながら,授業づくりの演習を実施しました。
受講者から寄せられた感想の一部
- 具体的な問題を用いて現場の教員目線で「現実的」な評価方法についてお話いただいたことで,これまでの疑問が解消された。特に「知識・技能」と「思考・判断・表現」の分け方が勉強になった。
- 今回学んだことを生かしてテストを作成し,振り返りながら英語科全体で共通認識をもって取り組む必要があると感じた。
- 普段話すことのない小・中学校の先生方の意見を聞くことができ,校種感の違いや評価方法についていろいろと知ることができた。
- 小・中の教科書をじっくり見ることができて,どのように連動しているかがわかり大変良かった。また,小学校の言語材料の多さに驚いた。
- 小中高の教員が同じテーブルを囲み,教科書や生徒の英語学習の実態について情報共有できて,とても貴重な時間だった。一緒に授業について考えたのもとても有意義で,今後,小→中→高の流れを意識して授業づくりをしていきたいと思った。
研修の様子
校種混合グループによる協議の成果物の一部