JETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)により徳島県内に配属されている外国語指導助手(ALT)100名を対象とした研修を実施しました。最終日には中学校・高等学校・中等教育学校の日本人英語担当教員(JTE)72名も参加しました。研修では大学教授による講義・演習、県立学校での授業実践、受講者による発表や受講者間の協議などを行いました。学習指導要領への理解を深めるとともに、実践に役立つアイデアや授業における悩みなどを共有し、ALT同士及びALTとJTEの相互理解や連携促進を図りました。
<第1日>
日時:令和6年9月19日(木)9:45~16:00
会場:徳島県立総合教育センター
午前はグループ協議を実施しました。来日直後の新規ALTが2年目以降のALTから助言や情報を得る時間を設けた後、次の協議では、研修第2日の授業実践の準備として、授業案や活動内容、役割分担などについて班ごとに話し合いました。午後は、岐阜大学 巽 徹 教授による「Tips for Enhancing Language Activities in Team Teaching」と題した講義を受けた後、講義で学んだことを実際の授業でどのように生かしていくのかについて協議しました。アンケートには「スモールトークを改善したい。」「小中高それぞれの段階に応じた教科書の活用方法について学ぶことができた。今後の授業に生かしたい。」といった声が寄せられました。
午前は、宮城教育大学大学院 鈴木 渉 教授による「Foreign Language National Curriculum Standards: Learning, Teaching, and Assessment」と題した講義・演習を行いました。ALTとJTE混合のブレイクアウトルームを数回行い、鈴木教授が提示されたタスクに従って、発音指導や「話すこと」の評価などについて話し合いました。午後は、各校種の代表ALTが日々の授業実践などについてプレゼンテーションを行いました。最後に、ティーム・ティーチングのさらなる改良に向けて、具体的な場面設定をした3つのテーマについて、午前とは異なるグループで協議しました。他校種の授業実践を聞くことで新たな知見を得たり、活発な意見交換を通して授業のアイデアを共有したりするなど、ALTとJTEが英語教育への熱意を改めて確認し、今年度の外国語指導助手の指導力等向上研修は幕を閉じました。
令和5年度担当者からの情報
令和5年度外国語指導助手の指導力等向上研修
2024年1月29日 09時00分
JETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)で徳島県内に配置されている外国語指導助手(ALT)98名を対象として年間3回の研修を実施し、最終日には中・高の日本人英語担当教員(JTE)72名も参加しました。研修では大学教授による講義や県立学校での授業実践、受講者間の協議などをとおして、学習指導要領への理解を深めるとともに、実践に役立つアイデアの共有、ALT同士及びALTとJTEの相互理解や連携促進を図りました。
<第1日> 日時:令和5年9月25日(月)9:45~16:00 会場:徳島県立総合教育センター 午前中はグループ協議を実施しました。最初の協議は、来日直後の新規ALTに対して2年目以降のALTからアドバイスや情報を提供する機会とし、次の協議では、各班で授業案や活動内容、当日の役割分担や進め方について確認するなど、研修第2日の授業実践の準備を行いました。午後は、文教大学 阿野 幸一 教授による「Teaching English for Communication - How Can We Help Students Learn English?」と題した講義を受けた後、講義で学んだことを実際の授業でどのように生かしていくかについて協議し、各自のアイデアを共有しました。
<第3日> 日時:令和6年1月24日(水)9:45~16:00 会場:徳島県立総合教育センターからZoom配信(オンライン研修) 午前中は、敬愛大学 向後 秀明 教授による「What is required of ALTs and JTEs according to the current National Curriculum Standard - How to motivate students to keep learning English」と題した講義があり、ALTとJTE混合のブレイクアウトルームで、さまざまなペア・ワークやグループ・ワークに取り組みました。午後は、各校種から1名ずつ代表のALTがプレゼンテーションを行い、各自の日々の実践や言語活動の例などが共有されました。また、午前とは異なるブレイクアウトルームで、ALTとJTEのティーム・ティーチングをより良いものにするためのアイデアについて協議し、全体で活発な意見交換が行われました。