講演会や研修会に関する情報
小道モコさんから、質問へのご返答
令和5年度発達障がい教育講演会にご参加いただき、ありがとうございました。
小道モコさんから、質問へのご返答が届きました。
「発達障がい教育講演会アンケートへの回答」をアップいたしました。
ご覧ください。
モコさんからのメッセージも届いております。
またお目にかかれることを楽しみにしております。
「ご参加くださったみなさま、企画、運営に尽力されたみなさま、ありがとうございました。
おかげさまで、わたしにとってもとても豊かな徳島滞在となりました。
またみなさんにお会いできることを、心から願っています。 小道モコ 」
発達障がい教育講演会のアンケートへの回答
子どもの頃、気になることがあると、確認しないと気になってしまう、気が済まないことはありましたか?
ありました。
幼稚園の頃、足の指と指の間に異物がたまるのが嫌で、しょっちゅう、靴下を脱ぎ、ゴミをとっていました。
ゴミと言っても糸くずやほこりのような細かなものだったのですが、とらないと不快でした。
幼稚園に入る前は、靴下をはかない子どもだったので『靴下』に違和感があったのかもしれません。
子ども(幼児、小学、中学、高校・・・)の頃の親子関係はどんな感じでしたか? 今だから伝えたい親への一言(気持ち)はありますか?
親子関係は良好だったとは言えません。
両親は、ありのままの娘を受け入れるのが難しかったらしく、ふつうに生活して欲しいと願っていました。
「どうやらわたしは両親の期待には沿えないヒトなんだな」と思っていました。
それゆえの葛藤もありましたが、両親に気持ちをうちあけることは、ありませんでした。
それよりも、自分の人生をどうやって楽しくしていこう、と考えていました。
一言、親に言えるとしたら「毎日、すこしでも楽しく生活できるといいな、と思っているよ」と言いたいです。
気持ちや心の弱ったとき、モコさんはどのようにされてますか? 気持ちの切り替えや、回復する方法を教えてください。
まず「わたしは気持ちを切り替えることができる」ということを思い出します。
そして切り替える方法を選びます。
例えば、仕事帰りであれば、いつもは前を通り過ぎるだけのパン屋さんに立ち寄り、大好きなアップルパイを買います。
ずっしりと甘くておいしいアップルパイを食べ、このパンを食べるに値するくらい、自分は頑張っているんだな、と味わって食べ、帰路につきます。
イヤな気持ちのまま家に帰らない(ひきずらない)ための工夫でもあります。
他にも、いざというときの花屋さん、ケーキ屋さんがあり、やはり、好きなものに助けられて生活がなりたっています。
自閉症と診断された人が前にいて、私が話しかけたいとします。 後ろからその人の目の前に行ってから話すのが良いのか? 後ろから肩をトントンとして気づいてもらえてから話すのが良いのか? どのような話し方をすると、驚かせずに話しかけることができますか?
わたしだったら、前にまわってわたしの視界に入るところで小さく手を振ってもらえたら、驚かずに気づけると思います。
聴覚過敏の話を、もう少し詳しく聞きたいです。 大きな音が苦手なとき、どのような対策が効果的だと思うのか、教えて頂きたいです。 (例えば、別室の静かな部屋へ移動する、イヤーマフをして耳を覆うなど。) 教育現場で、聴覚過敏の幼児に対して、配慮すべきことがあれば、教えてください。
イヤーマフはとても有効だと思います。
まずはイヤーマフ自体に慣れてもらう必要があるでしょう(耳を覆う感覚に慣れてもらう為)。
いやな音があるときだけ装着してもらおうとすると、むずかしいことが多いように思います。
本人が自らの意思でイヤーマフをつけられる練習と環境も大事かな、と思います。
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