中学校外国語科

2023年12月の記事一覧

英語教育改善プラン推進事業「英語指導力向上事業」(中学校第2回研修会【実践編】)を開催しました。

 12月18日(月)、徳島県教育会館にて、講師に英語“ワクワク授業”研究所 代表の中嶋洋一先生をお迎えして、標記の研修を実施しました。5月の第1回研修会【理論編】で中嶋先生の講義から学んだことを基に、受講者の先生方には各校で実践してきたことをもち寄っていただきました。(第1回研修会の様子は、令和5年5月23日の投稿をご覧ください。)
 研修の前半では、事前に撮影したモデル授業を視聴し、グループ協議を行いました。単元ゴールの生徒の姿を見据えたバックワードデザインの授業構成の中に、生徒が話したくなる活動の工夫や、教科書本文の概要を捉えるための様々な手立てがあり、生徒たちが主体的に取り組む姿が印象的でした。モデル授業者からは、撮影した授業後の取組について、生徒のマッピングやアンケートを共有していただき、さらに教科書本文のリテリングをする姿も動画で紹介していただきました。 

モデル授業学習指導案.pdf

 研修の後半は、それぞれの先生方の実践をグループで共有しました。中嶋先生には、実践での悩みや課題に寄り添った指導助言をいただき、なかでも、マッピングについて丁寧に御指導いただきました。受講者が実際にマッピングをしながら言語活動をする体験を通して、対話を継続したり深めたりするための質問や、まとまりのある英文にするための工夫について考える機会となりました。

鉛筆【理論編】【実践編】に参加された先生方の感想の一部です。

  • モデル授業者の実践がとても勉強になった。日々の授業の取り組みを知ることができたので、自分の授業を見直して実践していきたい。
  • これまで以上にバックワードデザインを意識して、授業づくりをするようになった。
  • 授業で行うすべての活動に、目的や意味があることを生徒たちに伝えるようになった。
  • 理論を知り、それに裏付けされた実践ができたので、とてもつながりのある研修になった。自分の授業をどう改善していくべきかが分かり、今日教えていただいたことを実践していきたい。
  • Small Talkなどのやりとりにおいて、理由とともに自分の考えを話せる生徒が増えてきた。ライティングでは、自分の思いや考えを理由や具体例とともに書こうとする姿が見られるようになった。

 

 受講者の先生方には、本研修で学ばれたことを、各学校で引き続き実践していただくとともに、校内や各地域で広げていっていただけたらと思います。