学習指導案について

 令和4年度より学習指導要領が年次進行で実施となり、高等学校外国語科の目標や内容が大きく変わりました。先生方におかれましては、新しい学習指導要領の具現化のために、創意工夫を重ねながら、日々お取り組みいただいていることと思います。
 令和3年8月に国立教育政策研究所から発表された『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』を参考に、学習指導案の書き方例と様式例を作成していますので、必要に応じてダウンロードいただき、授業設計・単元設計のために御活用いただけたら幸いです。なお、これらはあくまで例示であり、より重点化したり、より端的に記載したりすることも考えられますので、ぜひ各校でよりよい学習指導案を作成してください。
 併せて、令和4年7月に文部科学省から発表された『高等学校外国語科におけるパフォーマンステスト参考資料(指導者用資料)』につきましても積極的に御活用いただき、先生方の指導の改善や生徒の学習状況の改善につなげていただけたらと思います。

    次から学習指導案書き方例と様式例、参考資料をダウンロードいただけます。

    

01_高校外国語科学習指導案 書き方(R5.4月修正).pdf

02_高校外国語科学習指導案 様式例_Word(R5.4月修正).docx

03_高校外国語科学習指導案 様式例_一太郎(R5.4月修正).jtd

04_「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料.pdf

05_高等学校外国語科におけるパフォーマンステスト参考資料.pdf

06_「徳島県英語教育推進計画COMPASS」(概要).pdf

07_「徳島県英語教育推進計画COMPASS」.pdf
 

令和6年度担当者からの情報

令和6年度外国語指導助手の指導力等向上研修

2025年1月24日 09時00分

 JETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)により徳島県内に配属されている外国語指導助手(ALT)100名を対象とした研修を実施しました。最終日には中学校・高等学校・中等教育学校の日本人英語担当教員(JTE)72名も参加しました。研修では大学教授による講義・演習、県立学校での授業実践、受講者による発表や受講者間の協議などを行いました。学習指導要領への理解を深めるとともに、実践に役立つアイデアや授業における悩みなどを共有し、ALT同士及びALTとJTEの相互理解や連携促進を図りました。

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令和5年度担当者からの情報

英語教育改善プラン推進事業「英語指導力向上事業」(高等学校・第2回研修会)

2023年12月21日 09時00分

 12月18日(月)、徳島県教育会館にて、東京外国語大学大学院 教授 投野 由紀夫 先生を講師にお迎えし、5月の第1回研修会【理論編】に続く【実践編】として標記研修を実施しました。(令和5年5月26日 第1回研修会

 研修では、まず、第1回研修会以降に受講者の先生方が各校で実践されたこと、また実践の中で出てきた自身の課題や悩みについてグループ内で発表した後、全体でも共有していただきました。各校の生徒の実態に応じて、第1回研修会で投野先生からご指導いただいた「読むこと」の指導に焦点を当てた取組が行われており、「読むこと」から「話すこと」や「書くこと」の指導につなげるために先生方が工夫されている様子がうかがえました。

 その後、事前に撮影したモデル授業を視聴し、グループ協議を行いました。モデル授業を行っていただいた先生は、テキストタイプ別の読ませ方を意識した指導に取り組まれ、本単元では説明文を読み取るポイントについて繰返し確認した後、モデル授業で、教科書のテーマに関する初見の英文(説明文)を読ませることに挑戦されました。初見9英文についてはChatGPTを活用して作成するなど、第1回研修での学びを大いに生かした実践や、授業後に生徒が読み取ったことを自分の考えとともに発表する様子、評価問題についてもご紹介いただき、授業改善のヒントがたくさん得られる機会となりました。

モデル授業学習指導案.pdf

 最後に投野先生から総括として、モデル授業の良かった点や改善点を取り上げていただきながらご指導いただきました。4技能5領域の力をバランスよく伸ばすための方法や、未読のテキストを新たに与えて読ませる際の工夫についてご助言をいただき、高校教科書の中心となっている「読むこと」をおろそかにせず、「読む力」をしっかり付けさせる指導を目指そうとの思いを新たにすることができました。

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【理論編】及び【実践編】に参加された先生方の実践や感想の一部です。

  • テキストタイプとその内容によって読み方を変えることで、生徒が多様な英文を正確に読み取れるよう心がけた。
  • 長文を読むことは怖くないと思える生徒が増え、以前より長文読解に意欲的に取り組むようになった。
  • 日々の授業で手一杯の中で、理論を学ぶ機会が得られてとてもよかった。また理論を実践につなげることで学びが深まったと思う。
  • 第1回研修会で学んだことを授業づくりの際に意識した。テキストタイプによって何を指導するか考える機会となった。また、リーディングの活動を次の活動につなげることで、読み取りで得た知識・技能の定着を目指した。
  • リーディングで得た知識や情報を生かせるようなパフォーマンステスト(スピーキング)や、初見の英文をテストで読ませる試み、説明文を訳読するのではなく、概要を捉えるように読ませることにも取り組んで、初見の英文でも読める生徒が増えてきた。
  • 「読むこと」の指導を見通しを立てて行ったうえで、生徒の読む力を測るということに取り組めた。「キーワードを見つけて内容把握をする」とか「目的をもって読むようにする」など、「読むこと」に対する生徒の取り組み方も変わりつつあるので、継続できるように授業改善に取り組み、他の領域の力も伸ばしていきたい。

 

 受講された先生方には、本研修での学びを生かした実践を継続しながら、校内でも積極的に共有し、授業改善の輪を広げていっていただけたらと思います。

令和4年度担当者からの情報

令和4年度つながる外国語教育!小中高連携EX研修

2022年11月1日 09時00分

 7月4日(月)・5日(火),文教大学 金森 強 教授,東京家政大学 太田 洋 教授,東京外国語大学 根岸 雅史 教授をお招きして,「つながる外国語教育!小中高連携EX研修(特別研修)」を開催しました。 

 午前の校種別講義では,高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校の教員を対象に,根岸先生が「高等学校における指導と評価の一体化のための授業改善」と題して,新しい学習指導要領で求められる観点別評価について,観点ごとのポイントや評価における課題等,具体例をお示しいただきながら分かりやすく御指導くださいました。

 午後は校種混合で編制したグループに分かれ,「校種間連携を意識した授業づくり」について協議・演習を行いました。各校種における児童生徒の実態や外国語の授業の様子,使用教科書などに関する情報共有の後,事前課題をもとに,中学校を想定し,「将来の夢(またはそれに関連するもの)」を題材として,単元目標や単元終末の言語活動などについて協議しながら,授業づくりの演習を実施しました。

 

鉛筆受講者から寄せられた感想の一部鉛筆

  • 具体的な問題を用いて現場の教員目線で「現実的」な評価方法についてお話いただいたことで,これまでの疑問が解消された。特に「知識・技能」と「思考・判断・表現」の分け方が勉強になった。
  • 今回学んだことを生かしてテストを作成し,振り返りながら英語科全体で共通認識をもって取り組む必要があると感じた。
  • 普段話すことのない小・中学校の先生方の意見を聞くことができ,校種感の違いや評価方法についていろいろと知ることができた。
  • 小・中の教科書をじっくり見ることができて,どのように連動しているかがわかり大変良かった。また,小学校の言語材料の多さに驚いた。
  • 小中高の教員が同じテーブルを囲み,教科書や生徒の英語学習の実態について情報共有できて,とても貴重な時間だった。一緒に授業について考えたのもとても有意義で,今後,小→中→高の流れを意識して授業づくりをしていきたいと思った。 

 研修の様子

EX研修①EX研修②EX研修③EX研修⑦
 

校種混合グループによる協議の成果物の一部 

高①高②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支援スタッフ
学校経営支援課    (088-672-5300)