学習指導案について

 令和4年度より学習指導要領が年次進行で実施となり、高等学校外国語科の目標や内容が大きく変わりました。先生方におかれましては、新しい学習指導要領の具現化のために、創意工夫を重ねながら、日々お取り組みいただいていることと思います。
 令和3年8月に国立教育政策研究所から発表された『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』を参考に、学習指導案の書き方例と様式例を作成していますので、必要に応じてダウンロードいただき、授業設計・単元設計のために御活用いただけたら幸いです。なお、これらはあくまで例示であり、より重点化したり、より端的に記載したりすることも考えられますので、ぜひ各校でよりよい学習指導案を作成してください。
 併せて、令和4年7月に文部科学省から発表された『高等学校外国語科におけるパフォーマンステスト参考資料(指導者用資料)』につきましても積極的に御活用いただき、先生方の指導の改善や生徒の学習状況の改善につなげていただけたらと思います。

    次から学習指導案書き方例と様式例、参考資料をダウンロードいただけます。

    

01_高校外国語科学習指導案 書き方(R5.4月修正).pdf

02_高校外国語科学習指導案 様式例_Word(R5.4月修正).docx

03_高校外国語科学習指導案 様式例_一太郎(R5.4月修正).jtd

04_「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料.pdf

05_高等学校外国語科におけるパフォーマンステスト参考資料.pdf

06_「徳島県英語教育推進計画COMPASS」(概要).pdf

07_「徳島県英語教育推進計画COMPASS」.pdf
 

令和6年度担当者からの情報

令和6年度 教師が変わる!心が動く!外国語授業アップグレード研修【高等学校、中等教育学校(後期課程)、特別支援学校】第2回研修会について

2024年11月1日 09時00分

 令和6年10月29日(火)、群馬大学 講師 津久井貴之 先生をお迎えし、第2回研修会を実施しました。受講者は第1回研修会で学んだことを基に、各学校で実践したことについての成果と課題、また生徒にどのような変容が見られたのかについて、グループで協議しました。その後の発表では、実施した言語活動の内容やパフォーマンステストの作成と実施上の課題、Padlet などのアプリの効果的な活用方法などについて共有することができ、受講者間で学びを深めることができました。

 津久井先生からは、まず、全体で共有した受講者の疑問や悩みに対する丁寧な御助言をいただきました。その後、英語教師の役割について改めて考えることを目標に、「生徒と教科書をつなげる」、「指導と評価をつなげる」、「ゴールと学習者をつなげる」といった3つの柱に沿って、授業改善につながる御指導をいただきました。今回参加した受講者それぞれが、英語教師としての役割を再認識し、日々の授業をアップデートするヒントをいただけた、とても意義のある研修会になりました。

 

鉛筆受講者の感想(一部を紹介します)鉛筆

・伝える相手は誰なのか、何のために伝えるのかを明確にして、今後の言語活動やテストなどを実施したい。

・思考・判断・表現の評価について、具体的な案を御教授いただき、今まであやふやだったことがクリアになってきた。本研修を通して学んだ視点をさっそく明日からの授業や評価に取り入れていきたい。

・目的・場面・状況の authenticity と生徒の engagement のバランスが大切とおっしゃっていたのが印象的だった。目の前の生徒の学習到達度に応じて、授業改善に取り組みたい。

・まず教師がこの単元で何をしたいのか、どのような力を生徒につけたいのかをしっかり考えて、言語活動や評価を行うことが大切だと再認識した。

 

星研修の様子星       
IMG_3163

 

 

 

令和5年度担当者からの情報

英語教育改善プラン推進事業「英語指導力向上事業」(高等学校・第2回研修会)

2023年12月21日 09時00分

 12月18日(月)、徳島県教育会館にて、東京外国語大学大学院 教授 投野 由紀夫 先生を講師にお迎えし、5月の第1回研修会【理論編】に続く【実践編】として標記研修を実施しました。(令和5年5月26日 第1回研修会

 研修では、まず、第1回研修会以降に受講者の先生方が各校で実践されたこと、また実践の中で出てきた自身の課題や悩みについてグループ内で発表した後、全体でも共有していただきました。各校の生徒の実態に応じて、第1回研修会で投野先生からご指導いただいた「読むこと」の指導に焦点を当てた取組が行われており、「読むこと」から「話すこと」や「書くこと」の指導につなげるために先生方が工夫されている様子がうかがえました。

 その後、事前に撮影したモデル授業を視聴し、グループ協議を行いました。モデル授業を行っていただいた先生は、テキストタイプ別の読ませ方を意識した指導に取り組まれ、本単元では説明文を読み取るポイントについて繰返し確認した後、モデル授業で、教科書のテーマに関する初見の英文(説明文)を読ませることに挑戦されました。初見9英文についてはChatGPTを活用して作成するなど、第1回研修での学びを大いに生かした実践や、授業後に生徒が読み取ったことを自分の考えとともに発表する様子、評価問題についてもご紹介いただき、授業改善のヒントがたくさん得られる機会となりました。

モデル授業学習指導案.pdf

 最後に投野先生から総括として、モデル授業の良かった点や改善点を取り上げていただきながらご指導いただきました。4技能5領域の力をバランスよく伸ばすための方法や、未読のテキストを新たに与えて読ませる際の工夫についてご助言をいただき、高校教科書の中心となっている「読むこと」をおろそかにせず、「読む力」をしっかり付けさせる指導を目指そうとの思いを新たにすることができました。

IMG_1837IMG_1472IMG_1473-2

 

【理論編】及び【実践編】に参加された先生方の実践や感想の一部です。

  • テキストタイプとその内容によって読み方を変えることで、生徒が多様な英文を正確に読み取れるよう心がけた。
  • 長文を読むことは怖くないと思える生徒が増え、以前より長文読解に意欲的に取り組むようになった。
  • 日々の授業で手一杯の中で、理論を学ぶ機会が得られてとてもよかった。また理論を実践につなげることで学びが深まったと思う。
  • 第1回研修会で学んだことを授業づくりの際に意識した。テキストタイプによって何を指導するか考える機会となった。また、リーディングの活動を次の活動につなげることで、読み取りで得た知識・技能の定着を目指した。
  • リーディングで得た知識や情報を生かせるようなパフォーマンステスト(スピーキング)や、初見の英文をテストで読ませる試み、説明文を訳読するのではなく、概要を捉えるように読ませることにも取り組んで、初見の英文でも読める生徒が増えてきた。
  • 「読むこと」の指導を見通しを立てて行ったうえで、生徒の読む力を測るということに取り組めた。「キーワードを見つけて内容把握をする」とか「目的をもって読むようにする」など、「読むこと」に対する生徒の取り組み方も変わりつつあるので、継続できるように授業改善に取り組み、他の領域の力も伸ばしていきたい。

 

 受講された先生方には、本研修での学びを生かした実践を継続しながら、校内でも積極的に共有し、授業改善の輪を広げていっていただけたらと思います。

令和4年度担当者からの情報

パフォーマンス評価ワークショップ

2023年2月24日 09時00分

英語教育改善プラン推進事業「パフォーマンス評価ワークショップ」を実施!

  年が明けてすぐの令和5年1月5日(木),英語教育改善プラン推進事業「パフォーマンス評価ワークショップ」を実施しました。

 別府大学短期大学部 准教授 大田亜紀先生を講師にお迎えし,全ての校種にわたる教員の方々やALTの方々と一緒に,先生方から多くの悩みの声が聞かれる学習評価について,学ぶ機会をもちました。

支援スタッフ
学校経営支援課    (088-672-5300)