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『徳島のみなみからウミガメを語る』 ~「ウミガメの聖地」その継承と課題~ 講師:平手 康市さん    第5回「新未来とくしま講座」前期終了!

2026年9月7日 12時04分

🐢令和8年9月6日(日)午前10時から正午まで、総合教育センターのホールにて、前期第5回「新未来とくしま講座」が開催されました。日和佐うみがめ博物館カレッタ館長の平手康市さんを講師にお迎えして『徳島のみなみからウミガメを語る』~「ウミガメの聖地」その継承と課題~を演題にご講演いただきました。49名人がホールで、平手さんの話に耳を傾けました。

🐢講師の平手さんは、1990年から2023年の33年間にわたり沖縄県農林水産部の水産技術職員として海洋資源の最前線で活躍しウミガメをはじめとする海洋生物の保護・研究活動の第一人者として精力的に歩んでこられました。平手さんは20234月に日和佐うみがめ博物館カレッタ館長に着任。徳島の大切な自然文化を次世代へ守り伝えるべく地域に根ざした活動に尽力されています。

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🐢ウミガメは、ふ化して海に入った後は黒潮等の暖流に流されながら漂流生活を送り、成長の後、産卵海域に向けて回帰します。成熟(繁殖できるようになる)までに2050年かかると推定されていますが寿命などまだまだ解明されてないことも多いそうです。徳島県南部が「ウミガメの聖地」と言われる理由の中に、ウミガメ産卵地がヒトの生活圏内であることや1950年日和佐中学校教師 近藤康男氏の指導の元で中学生によるアカウミガメの調査研究が開始され世界で最も古い記録をもつ調査研究が継続していること、そのときにふ化した世界最高齢記録更新中のアカウミガメ「浜太郎」は76歳でまだまだ元気なことなど徳島がアカウミガメにとって歴史的にも特別な土地であることは平手さんの話でよく理解できました。

🐢しかし、アカウミガメの日本各地の平均産卵回数を20年前と比べてみると、美波町大浜海岸、阿南市蒲生田海岸とも約80%減という現実は、徳島県南部が「ウミガメの聖地」存続に黄信号が灯っている状態です。「ウミガメの聖地」継承には様々問題がありますが、聖地を守るために関係者や地域の方が町に灯りを漏らさない工夫した生活をするなど様々な事に取組まれている事を知り、わたしたちも出来ることをやりたいと強く思いました。

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🐢受講者アンケートからは、「日和佐のウミガメの将来について悲観的に考えていたが、改善努力の状況を聴き、少し希望が持てた。昭和25年の食うや食わずの時代に、研究に着手した先生、生徒、そして、それを許し暖かく見守った周囲の人々に拍手を送りたい。」「今まで知らなかったアカウミガメの生態や、徳島県南部が「ウミガメの聖地」と言われるゆえんが分かり、知見が深まった。今までに何度か行ったことのあるうみがめ博物館、改めて行ってみたいと思うようになった。」などの声が聞かれ、盛況の中、第5回目の講座を締めくくることができました。

✨前期「新未来とくしま講座」は今回で終了です。現在、後期講座を計画中です。みなさんからいただいたお声を大切にして「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座をご用意いたしますのでどうぞお楽しみに。