『信長・秀吉、そして蜂須賀正勝・家政のまちづくり』 講師:須藤 茂樹さん 前期第4回「新未来とくしま講座」開催!
2026年9月2日 08時30分🎯令和8年8月29日(土)午前10時から正午まで、県立総合教育センターのホールにて、前期第4回「新未来とくしま講座」が開催されました。四国大学文学部日本文学科教授の須藤茂樹さんを講師にお迎えして『信長・秀吉、そして蜂須賀正勝・家政のまちづくり』を演題にご講演いただきました。112人がホールで受講し、須藤さんの話に耳を傾けました。
🎯講師の須藤さんは、日本中近世史、日本美術史、博物館学を専門分野とし、戦国大名の権力構造や徳島(阿波)の地域史研究、さらには学芸員の役割についての考究など、地域文化の継承と発展のため精力的に取り組まれています。また、学外においても徳島市文化財保護審議会委員をはじめ、各自治体の公職を多く務められて、地域社会に広く貢献されていらっしゃいます。
🎯信長・秀吉は、流通経済を重視し、「城割」で城郭を破却して新たな城づくり、まちづくりを行い、築城政策と遠方支配を行いました。江戸初期にはピラミッド型の整然と序列化された城下町がつくられ、そこが政治・経済の拠点となり、そこから文化の芽生えが起きたとのことです。その後、戦のない泰平の世が訪れると、シンボルとしての城郭は、統治に必要なものではなくなってきました。
🎯徳島では、大小河川の乱流するデルタ地帯を造成して城下町が形成されましたが、寛永の一国一城令により大改造となりました。そして、江戸中期以降、徳島の城下町は、商業発展のため拡大し、吉野川水運や大阪などへの海運で繁栄していきます。幕末の頃になると、徳島は、四国一の人口を誇り、全国第11位の商都として繁栄していたとのことです。🎯徳島県民は歴史好きが多いといいます。しかし、その好きを活用しきれていないのではと須藤先生は感じられています。地名には歴史のよすがが至る所に残っていますが、そのことを後世に残していく説明板などは見あたりません。文化財の適切な保護や伝承は必要なことであり、町おこしや・観光資源に繋がっていきます。自分が暮らす「まち」にはどんな歴史が息づいているのか、そのことを次世代に伝え続けられるようにしたいものです。
🎯受講者アンケートからは、「他講座では聞けない,江戸時代以前の城下町の話が聴けて大変良かったです。」「NKH大河ドラマで四国平定をどのように描くか楽しみ。秀長の戦略は?」「城下町に案内板がない、もっと徳島に誇りを持って欲しいというのに大賛成です。もっとまちづくりに役立てたいと思いました。」との声が聞かれ、盛況の中、第4回目の講座を締めくくることができました。
☆「新未来とくしま講座」は徳島県立総合大学校が主催し、1年間を前期・後期に分けて実施する講座です。徳島の文化・自然・くらしに関する地域に密着した学習を行い、多くの方に長年ご支持いただいている講座です。残すところ前期はあと1回です。引き続き、受講者の方々からの声をお伺いしながら、「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座へとますます育てていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。