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『幻の古代染料「日本茜」』 講師:西村 宏昭さん 前期第3回「新未来とくしま講座」開催!

2026年8月10日 11時27分

    令和8年8月8日(土)午前10時から正午まで、総合教育センターのホールにて、前期第3回「新未来とくしま講座」が開催されました。阿波あかね会会長の西村宏昭さんを講師にお迎えして『幻の古代染料「日本茜」』を演題にご講演いただきました。59人がホールで受講し、西村さんの話に耳を傾けました。

    講師の西村さんは、5年前に地元山中で「日本茜」が自生しているのを偶然見かけ、株を持ち帰って栽培を開始、そこから染色の研究を始められました。72歳になられた現在においても、精力的に活動を続けられています。

    世界中の現代衣装から伝統民族衣装まで、現在ではほとんど合成染料を使っています。天然染料を使うメリットは決して多くありません。それでもわたしたちが天然染料に惹かれるのはなぜでしょうか。歴史的には日本が文字をもたない古き時代に隣国の歴史書(魏志倭人伝)の中に日本で藍と茜が使われていた事実が記載されていたり、東大寺大仏開眼法要(752)で使われた正倉院赤色縷(せきしょくる)が、約1300年前の染色を残したまま鮮やかに現存していると教えていただきました。

 日本茜は、藍と並ぶ我が国最古の染料で弥生時代から使われていること、平安時代からは赤色の天然染料として紅花が主流となり、日本茜染の技術が途絶えたこと、幕末には国際法上の必要から日の丸を国旗と定め、日本茜で染められたことなどを教えていただきました。今後は、株を栽培して広く使えるようになった日本茜を生活の中に取り入れて、長く大切に使い続けていく工夫が必要とまとめられました。

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 受講者アンケートからは、「今回の講座で、日本茜のことが大変勉強できました。日の丸の赤を染めた染料が日本茜と知り、日本茜の素晴らしさを感じました。」「藍の生葉染のように自宅で染色できるのであれば栽培して染めてみたい。」「2023年から活動されているとお聴きしました。短い時間にとても深く研究されていて驚きました。徳島で、赤と青がますます栄えますよう楽しみにしています。がんばっていただきたいです。」との声が聞かれ、盛況の中、第3回目の講座を締めくくることができました。

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☆「新未来とくしま講座」は徳島県立総合大学校が主催し、1年間を前期・後期に分けて実施する講座です。徳島の文化・自然・くらしに関する地域に密着した学習を行い、多くの方に長年ご支持いただいている講座です。引き続き、受講者の方々からの声をお伺いしながら、「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座へとますます育てていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。