『ポリファーマシーって、なに?』 講師:伊勢佐百合さん 前期第2回「新未来とくしま講座」開催!
2026年8月5日 10時25分令和8年8月1日(土)午前10時から正午まで、総合教育センターのホールにて、前期第2回「新未来とくしま講座」が開催されました。徳島県薬剤師会副会長の伊勢佐百合さんを講師にお迎えして『ポリファーマシーって、なに?』を演題にご講演いただきました。68人がホールで受講し、伊勢さんの話に耳を傾けました。
講師の伊勢さんは、薬局薬剤師として医薬品の適正使用を通して患者や県民の健康の維持と増進に努力されています。平成16年に徳島県薬剤師会の理事となられ、令和2年からは副会長として薬剤師会の活動を牽引されておられます。
「ポリファーマシー」とは多剤服用のことを指すのではなく、害のある状態のことを言います。発生要因は医薬品情報の一元管理が出来ていないこと。高齢者の生活の質QOLの上昇を目的として「ポリファーマシー」対策を始めるためには、多職種で連携が必要となります。ポリファーマシーに一定の知識があるかかりつけ医や薬剤師が中心となって現在の処方状況や服薬状況を把握し、随時処方見直しの検討が必要と教えていただきました。
10種類以上の服用をしていても、それらが必要で、きちんと服用でき、病態安定と本人の満足が得られているのであれば、ポリファーマシーではありません。仮に1種類の服用でも問題があればポリファーマシーとなります。くすりはリスクと自覚した上で、医師や薬剤師とよく相談の上、本当に役立つ服用となるようにしたいものです。
受講者アンケートからは、「医療現場からの声がたくさんあり勉強になった。」「ただ単なる飲み合わせだけでなく、いろんな事例を挙げて具体的に話しをしてくれて、薬の大切さ、副作用の怖さもよく分かった。」「多剤服用時に注意する有害事象など勉強になり、処方された薬を再確認するきっかけになった。」「薬を服用するときは、副作用に気をつけたいと思う。気づきが大切ということが分かった。飲み合わせにも注意したい。」との声が聞かれ、盛況の中、第2回目の講座を締めくくることができました。
☆「新未来とくしま講座」は徳島県立総合大学校が主催し、1年間を前期・後期に分けて実施する講座です。徳島の文化・自然・くらしに関する地域に密着した学習を行い、多くの方に長年ご支持いただいている講座です。引き続き、受講者の方々からの声をお伺いしながら、「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座へとますます育てていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。