ICT活用指導力向上のためには、校内研修や自己研修も重要なポイントとなります。文部科学省は、教員のICT活用指導力の基準の具体化を図り到達目標を明確にするため、平成19年に「教員のICT活用指導力チェックリスト」を策定しました。その後、昨今のICT環境の進展等に対応するよう見直しが行われ、平成30年に改訂版チェックリストが策定されています。
このチェックリストは、文部科学省が全国の全公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)を対象に毎年実施している「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」の調査項目にも含まれており、自己評価を行う形で利用されています。
改訂版チェックリストは、次の4つの質問項目 A~Dから構成されています。(各質問項目には、それぞれ4つのチェック項目があります。)
- 教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力
- 授業にICTを活用して指導する能力
- 児童生徒のICT活用を指導する能力
- 情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力
この分類を参考に校内研修や自己研修等を行い、指導力を高めることが期待されています。その際に利用できる資料・教材として次のようなWebサイト(動画・資料等)がありますので、お役立てください。
各教科等の指導におけるICTの効果的な活用に関する参考資料及び解説動画【文部科学省】 情報モラル教育の充実等【文部科学省】 校内研修シリーズ 情報化(ICT)教育【独立行政法人教職員支援機構(NITS)】 ・No37 学校教育の情報化 実践力向上シリーズ【独立行政法人教職員支援機構(NITS)】 ・No1 授業におけるICT活用 ~ICTを活用した授業改善~ |