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『地域支援型農業CSAとは? ~生産者と消費者が支え合える社会をつくるための徳島での挑戦~ 』 講師:金村真友子さん  後期第3回「新未来とくしま講座」開催!

2025年12月8日 11時40分

   令和7年12月7日(日)午前10時から正午まで、総合教育センターのホールにて、後期第3回「新未来とくしま講座」が開催されました。一般社団法人とくしまCSA風土代表理事 管理栄養士 金村 真友子さんを講師にお迎えして『地域支援型農業CSAとは? ~生産者と消費者が支え合える社会をつくるための徳島での挑戦~』を演題にご講演いただきました。当日は、ホールにて36人が受講し、金村さんの話に耳を傾けました。   

    講義では、生産者と消費者が互いに支え合う仕組みである「地域支援型農業(CSA)」の考え方や基本的な仕組み、設立の思いなど、そして徳島県での様々な取り組み事例の紹介がありました。行政、生産者、消費者等が一堂に話し合う「食と地球の未来を考える会」や規格外や豊作の余剰作物を使ってもらうつなぐ活動となる「地産地消の促進」、生産者と消費者の交流の場であり、農業の学びを深める機会となる「農業体験・畑ツアー」など具体的な農園での活動の様子が複数紹介されました。

    CSAの活動は、個人と自然、地域をつなぐ活動です。安定した収入を考える生産者と、安全で新鮮な農作物を手に入れたい消費者とが需要においてもリスク面においても対等な関係となり、それが持続可能な日本の農業を守ることにもつながっていきます。

   ホール全体   本人アップ正面

    食べることは生きること。『食選力』は生き抜く力です。こどもたちに、豊かな食の未来を残すためにも「食べること」の価値を見直しできることをやる。世界は自分の周りから変えていけると、金村さんは力強く語られました。

    受講者アンケートからは、「できるだけ地域、徳島県産のものを購入し消費することで、講師先生をはじめとする活動に寄与したいです。」「大きな問題に挑戦、若い女性のリーダー、素晴らしい、応援したい。」「自給自足を夢見ています。できたら良いな程度の思いですが、諸々の講座を受講して実現に向けて活動しなければと思うようになりました。」との声が聞かれ、盛況の中、第3回目の講座を締めくくることができました。

 左画面と    右画面と

    ☆「新未来とくしま講座」は徳島県立総合大学校が主催し、1年間を前期・後期に分けて実施する講座です。徳島の文化・自然・くらしに関する地域に密着した学習を行い、多くの方に長年ご支持いただいている講座です。引き続き、受講者の方々からの声をお伺いしながら、「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座へと育てていきたいと思っております。

     🎍 新年1月11日、18日 とあと2回の開催です。是非聴きに来てください。