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『やっぱり踊りはやめられぬ・・?~阿波踊りから生まれた音楽と郷土への想い~ 』 講師:尾方凜斗さん 後期第2回「新未来とくしま講座」開催!

2025年12月3日 10時03分

 令和7年11月30(日)午前10時から正午まで、総合教育センターのホールにて、後期第2回「新未来とくしま講座」が開催されました。作曲家 尾方凜斗さんを講師にお迎えして『やっぱり踊りはやめられぬ・・・? ~阿波踊りから生まれた音楽と郷土への想い~ 』を演題にご講演いただきました。当日は、ホールとZOOM同期配信をあわせて44人が受講し、尾方さんの話に耳を傾けました。

P1001607編集⑤ホール全体 P1001619編集③筆記画面と

 

 大阪交響楽団から委嘱され、尾方さんが作曲された

 オーケストラのための「やっぱり踊りはやめられぬ」I Can’t Stop Dancing After All   for orchestra

 は、20249月に大阪交響楽団の第274回定期演奏会で初演となりました。

 「踊り」そのものがもつエネルギーや阿波踊りへと向かう街全体の高揚感や熱気を表現されたそうです。本日のご講演中にフルバージョンで聴かせていただきました。幼き頃より阿波踊りに親しんできた私たちには、心に染み入るやさしい耳なじみの良い調べで、懐かしくもありますがオーケストラという壮大な曲でもあり心震えました。

 「徳島」で生まれた音の原点は、磨かれ広がり、「教育」で還り、巡っていく。阿波踊りが未来の音を導く。尾方さんのお話から郷土を想う深い愛情が伝わってきました。そして尾方さんがこれから紡ぎ出していく阿波踊りから生まれた未来の音に私たちは大いに期待したいと思います。

 受講者アンケートからは、「若い作曲家の話にとても引き込まれました。創作の過程や楽曲に込められた意図など、普段触れることのできない内容に触れる事ができ、充実した時間となりました。」「徳島の原点の音を改めて認識することができました。小さい頃は『ぞめき』が雑踏にしか感じられなかったが、今や伝統文化と認めざるを得ない。」など大変好意的な声が聞かれ、盛況の中、第2回目の講座を締めくくることができました。

 P1001644編集②個人アップ P1001626編集①全画面

 ☆「新未来とくしま講座」は徳島県立総合大学校が主催し、1年間を前期・後期に分けて実施する講座です。徳島の文化・自然・くらしに関する地域に密着した学習を行い、多くの方に長年ご支持いただいている講座です。引き続き、受講者の方々からの声をお伺いしながら、「ふるさととくしま」の素晴らしさや新しい魅力の発見の機会となる講座へと育てていきたいと思っております。

🎼 来年1月まであと3回の開催です。興味のある講座を是非聴きに来てください。